秋葉原通り魔事件の母親に抑圧された人生
猟奇的殺人の背景には、家庭環境が大いに関係がある時と、家庭環境が全く関係ない場合があります。
加藤被告の場合は前者の「家庭環境による性格の歪み」が、事件の根底にあったものと思われます。
家庭環境の中で最も抑圧的存在であったのが、母親です。
母親は被告及びその弟を溺愛し、その愛が間違った方向に進んでいきました。
小学生の子供たちに対する母親の教育の根本には、必ず「先生ウケする子供にする」ことがありました。
宿題の作文を書かせると、必ず母親はその作文を「検閲」します。
その中で、より先生ウケするように、わざわざ内容を修正したこともあったといいます。
また、いい高校に、そしていい大学に進学させることを強く望み、そのためにも子供たちには最善の教育を施すことを掲げていました。
しかし、それは幼い子供たちにとっては抑圧でしかなく、個性は萎縮し、大人にとって都合のいいだけの人格を作ることにしかなりませんでした。
加藤被告が中3の時、初めて母親と大喧嘩し、母親を殴りつけました。
この頃から被告の暴力的傾向が強くなり、学校の窓ガラスを叩き割り、部屋の壁をぶち壊し、荒れ放題になったようです。
母親からの抑圧により主体性を奪われた加藤被告は、怒りの捌け口を正しく見つけることもできず、後に社会全体を恨むようになっていったのだと思われます。
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