誘拐・監禁・人質事件
誘拐・監禁などに共通する「拉致して支配下に置く」という行為は、精神鑑定上では、「境界性人格障害」の人や、空想虚言者に多いといわれています。
私たちはよくテレビや映画などで、「計画的誘拐」などを目にすることがありますが、実際は、フィクションの世界とは逆で、誘拐犯には無秩序型で衝動的なタイプが多いのです。
例えば身代金目的の誘拐にしても、それが成功したという例を新聞などであまり見かけたことはないでしょう。
誘拐の目的を大別すると、「猥褻目的の誘拐」と「身代金等の営利目的の誘拐」に分かれます。
まず「猥褻目的」のケースですが、性行為を目的に女性や幼児を拉致し強姦しても、犯人は事件の発覚を恐れ、事件を隠蔽しようとし、最終的には被害者を殺害してしまいます。
また身代金目的の場合は、人質の扱いに困り、衝動的に、もしくは最終的には殺害してしまうケースが大半です。
「境界性人格障害」の犯人の場合は、粗暴的行動を取ることが多いので、被害者を心身共に虐待し、恐怖のどん底に落としいれ、それでも満足せずに殺害にまで及びます。
このように、現実に起こる誘拐事件には、計画性に乏しいものが多く、そもそも白紙に近い計画の中で想定外のことが多く起こると、ただ混乱するのみです。
知能犯が行うような緻密な計画を持たず、衝動性に任せて行うケースが多いのです。
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