模倣犯
1998年に和歌山で「毒入りカレー事件」が発生した後、似たような事件が相次いで起きました。
またそのほかにも、メディアで大きく報じられた事件を模倣して、類似犯行が連続して起きることがあります。
これを、「模倣犯」といいます。
模倣犯はこのように、「大きく報じられた事件」を機に次々に類似事件を起こし、時には事件の情報収集を混乱させることがありますが、何故このように、犯罪が連鎖するのでしょうか?
模倣犯には、普段は「事件など起こしてはいけない」ということがわかっています。
しかし、心に激しい怒りや苦しみを抱えていて、冷静な判断ができなくなっている時に、ごく普通に見える人が大きな犯行を遂げたという報道を見ると、「こんな人にもできるんだ。なら自分にもできるかもしれない」という気持ちが湧き、同じようなことをしてしまうのです。
ストレスや怒りの捌け口を、健全ではなく、犯罪行為という誤った方法に求めることがある、ということです。
また、メディアに登場した犯人にどこか自分の影を重ねてしまう部分、共感してしまう部分もあるのかもしれません。
ですから、確かに基本的には「報道の自由」は守られるべきですが、メディアに影響されて心理状態を左右され、犯罪の連鎖が起こってしまうという現実も、真剣に受け止めるべきだと思われます。
これは明らかに、「メディアによって生み出される犯行」なのです。
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