犯行声明・劇場型犯罪

犯行声明・劇場型犯罪

「劇場型犯罪」とは、芝居などの娯楽作品を見ているような気持ちを抱かせる、見せ物のような犯罪のことです。

ここでは配役が決まっていて、

  • 犯人 → 主役
  • 警察 → 脇役
  • マスコミと一般人 → 観客

のような設定です。

日本で最初の劇場型犯罪は、80年代に日本全土を震撼させた、グリコ森永事件であるといわれています。

「グリコ森永事件」では、犯人が犯行声明により、警察を初めとし、マスコミや一般人を混乱させました。

それこそ、「主人公の思うがまま」の展開です。

このようなケースはそのほかにも、「酒鬼薔薇聖斗事件」「西鉄バスジャック事件」などにも見られます。

酒鬼薔薇聖斗事件では、「酒鬼薔薇」なる人物が犯行声明文を出し、西鉄バスジャック事件では、一人でバスジャックをし、15時間も占拠しました。

これらのことは、センセーショナルに伝えられることによって、更に人々=観客の関心を引きました。

劇場型犯罪を犯す人間には、「そこまで大きなことをしないと認めてもらえない」という危機感があります。

普段は目立たない性格で、本人も自分の存在意義に疑問を感じ、孤独に過ごしているはずです。

世間から自分を忘れ去らせないために、わざと大きな事件を起こし、関心を独り占めすることに救いを求めようとする傾向にあります。

ですから、事件の本質的な原因は、自己認識に対する極度な歪み、自分に対する自信のなさなどです。

心理学について深く学ぶために

心理学について深く学ぶために、今の仕事や生活にカウンセラーとしてのスキルを
活かすことができる「メンタルケア心理士」「ケアストレスカウンセラー」が注目
されています。
心理学について勉強して資格を取得し、独立開業を目指したり、医師と連携して
医療現場で活躍することも可能。
今なら、無料で資料請求ができるようになっています。
「メンタルケア心理士」「ケアストレスカウンセラー」資格通信講座

犯罪心理学の概要

プロファイリングの基礎

殺人の心理学

詐欺の心理学

カルト宗教の心理学

女性と犯罪

自殺の心理学

家庭内暴力の心理学

非行少年の心理学

その他の犯罪のタイプ別心理学

宮崎勤事件

酒鬼薔薇聖斗事件

西鉄バスジャック事件

附属池田小事件

秋葉原通り魔事件

婚活詐欺・殺人事件