酒鬼薔薇聖斗の事件後
14歳の少年が犯した猟奇殺人は、日本を震撼させました。
しかし、(一部の個人情報漏洩があったものの)少年が未成年というで、少年法によって加害者少年は保護され、犯人像の詳細については殆ど公開されることはありませんでした。
実際に、被害者にまで事実を知らされないこともあったのです。
この「少年法の壁」は、後に大きな課題を残すことになりました。
少年は、精神鑑定の結果、「責任能力はあるが、行為障害が顕著である。それ故長期間の医療的処置を要する」とされました。
政府は少年のために特別チームを編成し、医療少年院で少年を管理することにしました。
そのプロジェクトの内容は非常に細かく、まさに「国を挙げた更生計画」とも呼べる内容であったようです。
少年は主に関東医療少年院で過ごし、2004年に仮退院、その後2005年に正式に退院し、現在は新しい名前を使って、社会で生活を送っているとのことです。
しかし、少年を退院させるのは早すぎたのではなかったか、という批判は多くありました。
「週刊新潮」によると、2004年の12月に、少年は医師である女性を押し倒して暴行を加えようとする事件を起こしていますが、その僅か1ヵ月後に退院しています。
少年のサディスティックな行動が矯正されたのかどうか、私たちはもはや知ることはできません。
しかし、法的にも医療的にも、彼の事件は後に多くの問題を残すことになりました。
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