秩序型と無秩序型
プロファイリングでは、まず基本的に、犯人像を「秩序型」と「無秩序型」に分類します。
この分類ができるだけでも、容疑者リストの中身を半分に減らすことができます。
但し、これは単独犯による犯行のみに有効で、複数犯がいると仮定する場合、この分類法は当てはまらなくなります。
ここではあくまで、「単独犯」という前提で、秩序型/無秩序型について説明します。
秩序型
秩序型は、全てにおいて秩序立っている人格が特徴で、高い知能を持っています。
ですから社会的地位があり、尊敬される立場にあり、魅力的で異性に人気がある傾向にあります。
秩序型犯人は、犯行の準備段階から徹底していて、犯行を誰にも気づかれずに速やかにこなし、犯行後、警察からの尋問されることさえ想定しています。
無秩序型
秩序型とは正反対に、社会不適応で孤立して、知能もそれほど高くありません。
外見に無頓着で居住地も衛生状態が悪く、総じて無秩序さが見られます。
このタイプの犯人は父親が定職についておらず、自分自身も高校を中退するなど、身の振り方ががさつです。
犯行を楽しむ愉快犯の場合、犯行の余韻に浸りたがる傾向があり、犯行現場をビデオに収めたり、犯行現場に戻ることがあります。
注意すべき点は、これらの分析は、全て膨大なデータを蓄積し、分析した結果に過ぎない、ということです。
全ての単独犯に、この分類法が通じるとは限りません。
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