附属池田小事件の犯人の心理
宅間守元死刑囚は、幼い頃から問題児でした。
小学校では既に、担任教師にその粗暴な性格で何度も注意を受けていました。
そして、家庭内暴力も、思春期になると悪化していったようです。
宅間に関する記述を探すと、生い立ちが特に不幸といった内容のことは書かれていません。
むしろ、宅間の親は、暴力的な息子にただ悩まされて生活していたようです。
宅間には物心がついた時から破壊的な性格が存在し、誰もそれを変えることができなかったのだと思われます。
人の気持ちが理解できず、暴力を否定することの意味そのものがわからない、という傾向は、典型的な「反社会性人格障害」です。
宅間は、附属池田小事件を起こす前まででも、既に5回以上の逮捕歴と、4回の離婚歴があります。
更に、勤め先を解雇される、ないしは減給などの処分を受けたことも、数回あります。
これらは全て、彼の暴力が原因です。
しかし宅間は、自己責任を完全に否定しています。
「親が俺をバカに生んだのが悪い」「みんな悪者扱いする」というように、自分は一貫して被害者の立場を崩さず、全ての責任は社会にある、と主張していたのです。
先天的ともいえるくらいに、善悪の区別がつかない宅間は、附属池田小の裁判では、被害者家族に暴言を吐き続けていました。
結局、生まれながらに持つ反社会的側面を暴走させることが、彼の人生の全てだったのではないかと思われます。
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