快楽殺人
殺人犯の中に、殺人行為そのものに快楽を覚えるタイプがあります。
いわゆる「快楽殺人」と呼ばれるものです。
快楽殺人の根本にあるのは、性的快楽です。
私たちが性的快楽を見出すのは主に性行為ですが、快楽殺人犯は、殺人に性的快楽を見出し、死体を見ながら自慰行為を行うことがあります。
ですから、性嗜好そのものに異常性があるのです。
このような傾向が現れる理由は、幼少期の体験によるところが大きいようです。
まず、秩序型の殺人犯は、幼少期に親からの愛情に恵まれない傾向があります。
そこから性的な空想に歪みが生じ、「性=サディスティックな行為を伴うもの」という認識が固定化していくのです。
こうして、人を虐待することに性的快楽を覚えるようになり、快楽を求めるがあまり、殺人に手を染めていきます。
ですから、私たちが愛のある性行為に満足するように、殺人行為に満足するので、反省することは不可能です。
一方、無秩序型殺人犯も、秩序型同様に、幼い頃の虐待経験を持つ傾向にありますが、無秩序型の場合は自己統制能力に乏しく、社会にも適応できません。
ですから、孤独のうちに殺人の妄想ばかりが広がり、衝動的に殺人行為に手を染めます。
秩序型とは、思春期以降の社会での動向に決定的な違いが生じているのです。
しかし、いずれにしても「殺人が究極の快楽である」がために殺人への欲望を抑えきれず、次々に人殺しをしてしまいます。
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