自殺に追い詰められる心理
まず、「自殺」は犯罪行為ではありませんが、「自分を殺す」という行為が及ぼす社会への影響はとても大きいので、少しだけ考えてみたいと思います。
人が自殺への道を辿るのに、大きく3つの理由があるといわれます。
1.自我の狭縮
これは活力を失い、自分の未来が思い描けないどん底の状態のことです。
周りから見ればさほど絶望的ではない状況でも、本人の自我は幅はどんどん狭くなり、日常生活までままならない状態になります。
また、愛する人を失った喪失感も、こういった自殺動機に繋がります。
2. 抑圧された攻撃性
これは、環境的にも感情表現が抑えられ、心に不満、怒り、鬱憤が蓄積している状態です。
これらが自殺の引き金になることがあります。
3. 現実逃避
これは、「現実から逃げれば苦悩から解放されるのではないか」という考えです。
アルコールやドラッグに走る人も、現実逃避願望が根底にあると思われます。
これらをまとめて、「自殺前症候群」といいます。
そして、これらのサインは、自殺する前には必ず目に見える形で現れているのです。
勿論、だからといって、そのサインを見逃した人を誰も責めることはできません。
自殺は誰にも黙って行うもので、周りも「あの子に限って死ぬわけはない」と信じたくなるものです。
しかし、万が一このような症状が出ている人が周りにいて、優しい言葉をかけてあげられたら、自殺を食い止めることに成功する可能性は高くなります。
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