洗脳とマインドコントロール
カルト集団の中では、信者の「洗脳」が徹底して行われます。
それではここで、「洗脳」と「マインドコントロール」について、おさらいします。
洗脳とマインドコントロールは、実は内容が全く異なります。
「洗脳」は、暴力的手段を使って、信者の心を変えることです。
主な手段は、LSDなどの違法薬物や、電気ショックなどです。
LSDでは、幻覚の力を利用して、信者の心を変容させます。
電気ショックも同様です。
あるアメリカの実験で、本人が知らぬ間に被験者にされていた女性が、うつ病治療で入院し、ひと月で100回以上も電気ショック療法を受けたとのことです。
その結果、その女性は、結婚前の記憶を全て失ってしまいました。
このことは、電気ショックが人の記憶部分に与える影響力の大きさをよく示しています。
一方、「マインドコントロール」は、主に言葉による心の誘導です。
詐欺にも通じる部分があるでしょう。
マインドコントロールをする側は、相手の心に付け入る隙を、よく見ています。
カルト集団に吸収されていった多くの人たちが、心に悩みを抱えていて、自分探しをしていた頃に、カルトの教えに出会っています。
救われたい、という気持ちが利用され、結局相手のペースに嵌るのです。
これは、お笑い芸人、オセロの中島知子さんのケースに該当するでしょう。
カルトでは、人の「心の形」を変えることが基本です。
ですから、洗脳やマインドコントロールは、間違いなく行われるのです。
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