代替としての小児性愛

代替としての小児性愛

宮崎勤が起こした事件によって広く知られるようになった言葉に、「ペドフィリア(小児性愛)」という言葉があります。

これは、宮崎が性的ないたずらをした末に殺害したのが、全て幼い女児だったからです。

それまで、大人の男が幼女を性的対象と見るという概念そのものがなく、彼の犯した犯行内容により、彼には「変態」のレッテルが貼られました。

確かに、大の大人が幼い子に性的欲求をぶつけるとは、普通では考えられません。

彼を精神鑑定した医師及び検察側は、彼にとって、女児とはあくまで「大人の女性の代替でしかない」としています。

宮崎の学生時代の友人は、「彼は背の高い大人びた女の子が好きだった」と証言しています。

また、本人の口から、「金髪の女性が好みである」ということを聞いた人もいます。

そのような女性への欲求を満たすために、彼はテニス姿の女性のスカートの中を盗撮するという行為に手を染めていました。

しかし、彼は障害ゆえに、女性に近づく勇気がなかったのです。

その証拠になるかどうかはわかりませんが、1986年には4度のお見合いをし、全て失敗に終わっています。

彼は自分には女性を関係を持つ能力がない、しかし性欲は満たしたい・・・。

このような理由から、成熟した男女関係ではなく、子供の女の子を性的対象にして、欲求を満たすしかなかったのではないか、と考えられています。

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