酒鬼薔薇聖斗の歪んだ性的嗜好
酒鬼薔薇聖斗事件の犯人である「元少年」(以下「元少年A」)の犯した罪は、時代を反映した犯行というより、この元少年A固有の条件に基づいた犯行、という専門家の見方が強いようです。
つまり「時代が生み出した犯行」ではなく、どの時代にも起こり得る快楽殺人である、ということです。
元少年Aは、小学校の頃から「性」に関する歪んだ価値観を抱えていました。
普通であれば、小学校高学年になった男子は、女性の裸に興味を持つことから異性に目覚めていきます。
そして、女性の裸を興奮して自慰行為をするようになり、やがて本当に異性と肉体的に結びつき、成熟した愛情関係を持つようになります。
しかし、元少年Aは、女性に関心を持つ代わりに、動物を虐待・殺害することに性的快楽を見出すようになったのです。
この出発地点が、後に彼の「人を殺して快楽を得たい」という衝動に繋がっていきます。
彼が初めて勃起をしたのは、小学校5年の頃、カエルを解剖した時のことでした。
ここで彼は「虐待(暴力行為)=性的快楽」という強い結びつきを得たので、それ以降、暴力でしか性的快楽を得られなくなってしまったのだと思われます。
そして、暴力の対象が最初は小動物からで、次に犬や猫、そして最終的には、より大きな快楽が得られるのではないかと思い、人を殺します。
元少年Aの連続殺人行為の根底には、性欲を満たしたいという願望が最も大きくあったのです。
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