酒鬼薔薇聖斗の事件概要

酒鬼薔薇聖斗の事件概要

この事件は、1997年、神戸市須磨区で起きた殺傷事件のことです。

犯人が犯行声明の中で、自ら「酒鬼薔薇聖斗」と名乗っていたことから、「酒鬼薔薇聖斗事件」と呼ばれるようになりました。

正式名称は、「神戸連続児童殺傷事件」です。

犯人はまず1997年2月~3月に、小学生女児二人に対し、次々にハンマーで大怪我を負わせるという事件を起こしていました。

そのうちの一人は、犯人逃走後、死亡しています。

そして最もショッキングな事件が発覚したのは、同年5月27日のことです。

須磨区友が丘中学校の校門に、男児の頭部が置かれているのが発見されたのです。

その男児は、捜索願が出されていた、同区に居住する放射線技師の息子でした。

警察は、女児殺傷事件と男児に対する殺人事件の捜査を水面下で行っており、それとは別に、マスコミは犯人の手掛かりになるような事柄から、推測で犯人像を伝えていました。

各メディアが発表した犯人像は、年齢が30代くらい、スポーツ刈りで身長170cmくらいの男、というものです。

しかし、警察が逮捕した被疑者は、なんと同区に住む、14歳の男子だったのです。

警察は、当初からこの男子(通称「A」)に疑いの目を向けていましたが、容疑者が未成年ということもあり、慎重に捜査を進めざるをえなかったようです。

しかし、Aは6月28日には任意で連行され、そして自白をし、正式に逮捕されることになりました。

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