西鉄バスジャック事件の概要
西鉄バスジャック事件が起きたのは、2000年5月3日のことです。
午後1時頃、定刻通りに出発した西鉄高速バス(佐賀第二合同庁舎発、博多天神行き)が、何者かによってジャックされました。
刃渡り40センチの包丁を持った男が運転手を脅かして、行き先を天神から変更し、暫く九州自動車道を走ることになりました。
車内から外にバスジャックの一報を入れることはできませんでしたが、行き先を変更したバスを不審に思った西鉄佐賀自動車営業所が、無線で連絡を試みました。
しかし、応答はありませんでした。
何かが起こったに違いない、ということはわかりましたが、車内の様子が掴めず(バスでは全てのカーテンが閉じられていた)、バスジャックが判明したのは、バスから飛び降りて逃げてきた男性の証言を得てからのことです。
その後、バスは走行し続け、途中で何度か警察が説得に当たりましたが膠着状態が続きました。
事件が解決に向かったのは、発生から15時間過ぎた頃です。
犯人説得中の警察官が出した合図でSAT(特殊部隊)が突入し、犯人を確保しました。
犯人は17歳の少年、精神病院に入院中で、事件当日は外泊許可で自宅に戻っていました。
この事件で人質が1名死亡していますが、日本のバスジャック事件で人質が死亡したのは初めてのことです。
17歳の少年が人質の一人を殺害したバスジャック事件として、この事件は大きく報じられることになりました。
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