被害者とプロファイリング

被害者とプロファイリング

プロファイリングでは、加害者を割り出す情報源として、被害者の情報を重視します。

被害者の特徴を分析することで、犯行のパターンを推測し、加害者の割り出しに役立つからです。

被害者が持つ情報には、

  • 見た目の特徴
  • それ以外の外見的特徴
  • 性別
  • 年齢
  • 趣味
  • 病歴

などです。

アメリカの有名な連続殺人犯であるテッド・バンディが殺した女性は、いずれも長い黒髪を持つ、若い世代の女性でした。

ここから、バンディが長い黒髪を持つ若い女性を好んだ、ということがわかります。

また逆に言うと、個々の殺人を検証し、いずれの被害者も「長い黒髪」「若い」「女性」という特徴を持っていれば、連続殺人として関連づけることが可能なのです。

そうすると、犯人の傾向が見えてきます。

またそのほかにも、被害者同士の関連性を探ると、多くの情報を得ることができます。

外見的特徴に限らず、被害者に共通の趣味があれば、同じ所に出入りしていた可能性があります。

例えば同じスポーツクラブ、同じ飲み屋、同じサークルなどです。

会社の同僚が次々に犯罪に巻き込まれれば、犯人が会社組織そのものに動機を持っていることが考えられます。

強姦では、被害者の年齢と性別で、犯人の性的嗜好を特定することが可能です。

これらが物語るように、被害者に関する情報収集は犯人像を絞り込むために欠かせないもので、事件解決の大きな鍵となります。

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